打楽器奏者として時代のエッジを切り拓いてきた神田佳子の 自作自演アルバム 2重奏から8重奏まで、斬新なアイディア満載の打楽器アンサンブル ■打楽器アンサンブルのスケール感を最大限収録するためDSDレコーディング、HRカッティングにより高音質CDとして完成。全てのCDプレーヤで再生可能です。録音は櫻井卓 (Pau Ltd.)
神田佳子 (作曲・打楽器) 横浜生まれ。東京芸術大学器楽科打楽器専攻卒業及び同大学院修了。ドイツ:ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会で奨学生賞を2度受賞。これまでに、ソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等と共演、東京オペラシティ主催リサイタルシリーズ「B→C」、NHK「FMリサイタル」、TV朝日「題名のない音楽会」などに出演。2002年ビクターエンタテインメントより、ヴァイオリンと打楽器によるユニット「C⇔Yプロジェクト」のアルバム「ソルト&ペッパー」をリリース。現在、Ensemble Contemporary α、東京現音計画等のメンバー。また、Bon-Kan Media Works のレーベルプロデューサーとして、自身が所属する TANAKANDA や PERCUSSION TRIO [The Birds] のアルバムをリリース。他に古楽集団トロヴァトーリ・レヴァンティ、といぼっくす、高橋悠治プロデュ−スの伝統楽器グループ「糸」、一柳慧率いる「アンサンブル・オリジン」等のメンバーとして、カーネギーホールをはじめ、国際的な場での演奏活動も多数行ってきた。様々な分野での即興演奏も行い、現代音楽を軸に、正倉院復元楽器の演奏やジャズミュージシャンとの共演等、時代やジャンルを超えた打楽器演奏の可能性にアプローチしている。 演奏活動と並行して作曲活動も継続的に行っており、これまでに発表された打楽器ソロ、アンサンブル作品は20曲を超える。また、打楽器以外の楽器とのアンサンブル作品や、打楽器を用いない作品も10数曲を数え、その多くは各方面からの委嘱によって作曲されている。これらの作品は、日本国内各地をはじめ、ニューヨーク、ミラノ他世界各地においても、国内外の演奏団体によって上演されている他、14曲に及ぶ作編曲作品が、既発売CDに収録されている。 http://www.yoshiko-kanda.com/
ライナーノーツより抜粋 驚くような新鮮なアイデアに満ちているが先鋭的なだけではない、繊細でウイットに富んだ音の数々。パワフルだが同時に知的でしなやかな、彼女の演奏の持ち味は、そのまま、その作品の姿とも相似形を成す。(作曲家 川島素晴)